部屋にいい匂いをつけるには、あらかじめ部屋の消臭対策を行うことが大切!

部屋にいい匂いをつける方法とは?効果を持続させるポイントも解説

・公開日:2021.09.03最終更新日:2021.09.03

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部屋にいい匂いをつけるために芳香剤やアロマなどを使う方も多いですが、より長く本来の香りを楽しみたいのであれば、まずは部屋の消臭を行うことが大切です。

この記事では、部屋にいい匂いをつける前に行うべきニオイ対策と、効果的に匂いをつけるための商品選びのコツを解説しています。

芳香剤を置いても匂いが持続しないとお悩みの方はぜひ参考にしてみてください。

部屋にいい匂いをつけるカギは“消臭”

部屋にいい匂いをつけるカギは“消臭”

生活臭やペット臭など、気になるニオイが残っている状態で芳香剤を置いても、部屋にいい匂いをつけることはできません。

まずは、芳香剤が持つ役割と消臭剤・脱臭剤との違い、また部屋の悪臭の原因として考えられるポイントについて詳しく見ていきましょう。

芳香剤やアロマによる香りはあくまでも一時しのぎ

部屋の消臭を目的として芳香剤を利用している方も多いかもしれませんが、実は芳香剤には消臭効果はほとんどありません。

芳香剤はニオイ成分を包み込んで上書きすることで、部屋にいい匂いをつける仕組みとなっており、ニオイ成分の活動を抑制しているわけではないのです。

そのため部屋が臭い場合には、いい匂いをつけるどころか、部屋の臭いと混ざって不快な香りになってしまうことも。

最近は消臭成分を含んだ「消臭芳香剤」なども販売されていますが、こちらも消臭剤・脱臭剤として売られている商品と比べると、その効果はいまひとつと言えるでしょう。

芳香剤が持つ本来の香りを楽しむには、先に部屋の気になるニオイを追い出すことがポイントとなります。

部屋の悪臭の原因として考えられるもの

部屋の悪臭を除去するには、まずどこから臭いが出ているのかという原因を突き止める必要があります。

部屋ごとの臭いの原因となりやすいポイントを以下にまとめました。

玄関 靴に染み付いた汗や皮脂・靴箱内で発生したカビ など
リビング・寝室 カーテンやカーペット、布団などの布製品に染み付いた汗や体臭 など
お風呂・トイレ 排水溝にたまった汚れ・壁や床に付着した水しぶきから発生したカビ など
キッチン 三角コーナーや排水溝周りの汚れ・生ごみ・コンロや換気扇に付着した油汚れ など
その他 タバコ・アルコール・ペット・生乾きの洗濯物 など

これらのニオイの原因となっている細菌を除去しない限り、芳香剤などでいい匂いをつけることができたとしても、香りが持続せずにすぐ元の状態に戻ってしまうでしょう。

また一人暮らしの方に多いのですが、実際に生活する中で部屋の臭いに慣れてしまい、自分では悪臭を放っていることに気付けないというケースも珍しくありません。

お客さんが来たときに気まずい思いをしないためにも、日常的に消臭対策を行うことをおすすめします。

部屋が臭いときの正しい対策とは

部屋が臭いときの正しい対策とは

ここからは、部屋の悪臭を追い出すための効果的な対策方法を解説していきます。

芳香剤やアロマを設置していい匂いをつける前に、以下の方法で部屋の消臭を実施しましょう。

部屋の換気

部屋の消臭方法として最も簡単な方法が換気です。

空気の流れができるように部屋の窓やドアを開け、部屋の気になるニオイを外へ追い出してしまいましょう。

窓の数が少ない場合は、換気扇や扇風機などで風を送るようにするのも効果的です。

布製品の洗濯

カーテンやカーペットなどの布製品に臭いが染み付いている場合は、まとめて洗濯する日をつくるのがおすすめ。

こまめに洗濯する習慣がない場合でも、夏場の汗をかきやすい時期などはなるべく意識するようにしましょう。

またソファやマットのように洗濯することが難しいアイテムには、消臭スプレーなどを吹きかけるのも効果的です。

空間除菌剤による除菌・消臭

部屋全体の消臭対策には、空間除菌剤の活用がおすすめです。

空間除菌剤とは、安定化二酸化塩素や次亜塩素酸水といった除菌成分を散布するアイテムのことで、スプレータイプや置き型タイプ、タブレットタイプなどがあります。

アルコールを使った消臭スプレーよりも幅広い細菌・ウイルスに対して反応するため、消臭だけでなく防カビ・ウイルス除去などの効果も見込めます。

こまめに掃除したり洗濯したりする時間がとれないという方は、空間除菌剤による消臭をお試しください。

お気に入りの匂いを効果的につける方法

お気に入りの匂いを効果的につける方法

最後に、いい匂いを効果的につけるための芳香剤・アロマ商品の選び方を解説していきます。

部屋のサイズによって適した商品タイプ・形状が異なる

芳香剤やアロマには様々な形状・タイプがあり、それぞれ匂いの届く範囲や香りの強さなどが異なります。

主な芳香剤の種類と特徴は以下の通りです。

種類 特徴 効果の範囲 おすすめの設置場所
スティックタイプ フレグランスオイルが入ったボトルに木製のスティックを挿して使用する芳香剤。匂いの強いものやおしゃれなデザインのものが多いため、匂いをつけるだけでなく、インテリアとしても使えるのが魅力です。 広い リビング など
スプレータイプ 匂いが気になる場所にピンポイントでスプレーできるので、即効力がほしいときにおすすめ。置き型のルームフレグランスと違い、その日の気分によって匂いを変えやすいのが特徴です。 狭い トイレ・洗面所・玄関 など
アロマキャンドル 部屋でリラックスしながら香りを楽しめるアイテム。比較的安価で匂いの種類も豊富なので、おしゃれな商品をコレクションして使うのもおすすめです。 やや広い リビング・寝室 など
アロマジェル・ビーズ 置き型のルームフレグランスで、1つの香りを長く楽しめるのが魅力。また固形商品は車内での利用にも役立ちます。 狭い 玄関・車内 など
サシェ・ポプリ(香り袋) ハーブや香料でできており、ほのかな香りを楽しめます。あまり強い匂いが出ないため、カバンに入れて持ち歩いたり、クローゼットに入れたりして使用するのがおすすめです。 狭い タンス・クローゼッ など

匂いを長持ちさせるなら大容量の商品がおすすめ

よりいい匂いを持続させたい場合は、1度の設置で2~3ヶ月程度使える大容量タイプの芳香剤がおすすめです。

ドラッグストアやスーパーには、大容量&低価格で購入できるコスパの良い商品が豊富に売られているので、こちらから好みの匂いを探してみるのも良いでしょう。

1つの部屋には1つの匂いまで

いろいろな香りを試したいからと言って、1つの部屋にいくつも芳香剤を置くのはNGです。

それぞれの匂いが混ざってしまい、どれがいい匂いを出しているのか、本来はどういった匂いなのかが分からなくなる可能性があるからです。

また1つ1つはいい匂いであっても、混ざり合うことで微妙な匂いになってしまうこともあるでしょう。

他の匂いも試したい場合は、リビングに1つ、トイレに1つというように、別の部屋に設置することをおすすめします。

まとめ

  • 芳香剤で部屋にいい匂いをつける場合は、先に部屋の消臭を行っておくことが大切
  • 部屋の消臭対策としては、換気・こまめな洗濯・空間除菌剤の活用などがおすすめ
  • 部屋の広さや用途に合わせた芳香剤を設置することで、効果的にいい匂いをつけることができる

部屋のニオイが気になる場合は、いい匂いをつけることで相殺しようとするのではなく、ニオイの元となる細菌・ウイルスを根本から除去することが大切です。

正しい消臭対策を行えば、効果的に芳香剤のいい匂いをつけることができ、より快適な空間を作り上げられるでしょう。

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