
正しい除菌スプレーの使い方はスプレー前に掃除をすること!
・公開日:2022.03.02最終更新日:2022.03.02
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長引く新型コロナウイルス対策の中、毎日家の中を除菌するのは大変です。
終わりの見えない感染症には、手軽に、かつ効果的に除菌を続けることがポイントになります。
日頃の掃除と一緒に除菌や消臭ができると、きっと家事の負担も減るでしょう。
今回は、高い除菌消臭効果で注目されている、安定化二酸化塩素を使用した除菌スプレーのおすすめの使い方をご紹介いたします!
新型コロナウイルスにも効果あり?安定化二酸化塩素を使用した製品の持つ効果
最近では、安定化二酸化塩素を主成分とした除菌消臭剤が多数販売されています。
そもそも安定化二酸化塩素は、ウイルスや菌を不活化させる効果がありながら、長期保存が困難な二酸化塩素を安定的に放出できるようにした薬剤です。
そのウイルス除去・除菌消臭効果は、次亜塩素酸ナトリウムの1/10の濃度で同等の効果があるほど強力。
また、安定化二酸化塩素は空気中での滞留時間が長く、除菌消臭した後の効果が長持ちする特徴があります。
感染症対策としてウイルス除去や細菌などの除菌、悪臭の分解消臭、カビ防止などを目的に、家庭用以外に業務用としても、安定化二酸化塩素を主成分とした多く製品が使用されています。
事前の掃除で効果が上がる!安定化二酸化塩素を主成分とした除菌スプレーの使い方
皆さんは除菌スプレーの正しい使い方をご存知でしょうか。
除菌スプレーに正しい使い方なんかあるのかと思う方もいるかもしれませんが、この方法を取るだけで断然に除菌・消臭の効果が上がります。
今回おすすめする除菌スプレーの正しい使い方は、「スプレーを噴霧する前に掃除をする」方法。
匂いの原因となる汚れや、菌・ウイルスが繁殖しやすい状況を掃除によって取り除いておくことで、除菌スプレーが力を存分に発揮できるのです。
特に、除菌消臭効果が高い安定化二酸化塩素を使用した商品は、掃除をしてから使うことで、その効果をより強く感じられるでしょう。
これまで、「除菌スプレーを使ったけれどイマイチ効果を感じられなかった」という経験がある方は、下記の場所別除菌方法をぜひお試しください。
下駄箱はスプレー噴霧後の乾燥が大事
下駄箱は、靴についた汚れが直接溜まってしまう場所。
また、木材を使用している場合が多く、季節によっては湿気が溜まり、雑菌や悪臭の温床となる場合もあります。
除菌スプレーを使用する前は、靴箱を空にして汚れを掃き出し、よく絞った雑巾で拭き掃除をした後、乾拭きをしてしっかり乾燥させておきましょう。
すると、匂いの原因となる汚れやホコリ、外から入ってきたウイルスなどを排除した上で除菌するので、靴の出し入れを再開しても、除菌・消臭効果を持続させやすくなります。
これが、安定化二酸化塩素の持続性の高さを生かすポイントです。
なお、カビ防止のため、スプレーを噴霧した後も乾燥時間を設けてから靴を戻しましょう。
手が触れる場所やモノは布を使う
テーブルやドアノブ、リモコン、スイッチパネルなど、直接手が触れる場所には、除菌スプレーを噴霧した布での拭き掃除がおすすめ。
モノによっては、直接スプレーすると故障につながる可能性もあるため、気をつけましょう。
安定化二酸化塩素を使用した除菌スプレーは、人体・環境ともに影響が少なく、高い除菌消臭力が特徴で、新型コロナウイルス対策にも有効と言われています。
赤ちゃんのおもちゃなどへの使用にも適しています。
冷蔵庫は徹底的な事前の掃除が重要
ベタベタした汚れが溜まりやすい冷蔵庫。
食べ物特有の匂いも籠りやすく、正しい除菌スプレーの使い方で清潔な状態を保ちたい場所です。
まず、冷蔵庫の中身を全て出し、棚やポケットなど外せる部分は分解していきます。
中性洗剤やメラミンスポンジを使用して汚れを落としたら、お湯で絞った雑巾できれいに拭き取り、最後に乾拭きしましょう。
拭き掃除した箇所がしっかり乾燥したところで、除菌スプレーを噴霧してください。
安定化二酸化塩素は人体に悪影響がないので、食べ物を入れる冷蔵庫にも安心して使用できます。
浴室もスプレーを噴霧した布での拭き掃除がおすすめ
カビやぬめりが発生しやすい浴室は、天井と壁を中心に安定化二酸化塩素の除菌スプレーを使用するのがおすすめ。
部屋用ワイパーにナイロンタオルを巻きつけ、中性洗剤で天井や壁を擦り洗いしたら、お湯で絞ったタオルに交換して拭き取ります。
最後に、新しいタオルへ安定化二酸化塩素の除菌スプレーを噴霧し、拭き上げて完了です。
この際、換気扇を回したり、窓を開けて換気をしながら行うことがポイント。
安定化二酸化塩素は、塩素系漂白剤のように匂いが気になる可能性は低いですが、空気を入れ替えると消臭効果も上がります。
部屋の空気を除菌する際は換気とセットで行う
浴室同様、部屋の空間全体を除菌をする際は、窓を2箇所以上あけるなどして換気をしながら掃除し、最後に除菌スプレーを噴霧しましょう。
ウイルスや菌を分解除去してくれる安定化二酸化塩素の除菌スプレーは、空気中に浮遊しているウイルスなどにも効果的。
スプレーのほか、置き型タイプの安定化二酸化塩素の除菌消臭剤も多く販売されているため、掃除の際はスプレータイプ、普段使いには置き型タイプと分ける使い方もおすすめです。
【定番】安定化二酸化塩素を使用した置き型除菌剤 クレベリン
スプレータイプやスティックタイプも販売しているクレベリンのシリーズ。
クレベリンの置き型タイプは、空気中のウイルスや菌だけでなく、モノに付着したウイルスや菌にも効果があり、いろいろな使い方ができます。
安定化二酸化塩素を使用した商品の中でも、6畳相当の閉鎖空間において、ウイルスの一種や付着・浮遊しているウイルスの一種を180分間で99%以上除去できるといった試験結果が出ているほどの有効性です。
商品名 | クレベリン 置き型 |
---|---|
メーカー | 大幸薬品 |
価格 | 2,200円(税込)/1,100円(税込) |
用量 | 150g/60g |
安定化二酸化塩素を使用した除菌スプレーがない場合は消毒用エタノールがおすすめ
安定化二酸化塩素を使用した除菌スプレーがない場合は、消毒用エタノールを使って消毒・除菌しましょう。
消毒用エタノールの使い方には、60〜90%の濃度で手指〜手首に揉み込む方法や、乾いた布に噴霧して消毒したいモノを拭く方法があります。
安定化二酸化塩素の製品と違い、消毒用エタノールは手荒れをしやすいため、肌が弱い方は手荒れ防止用などの指定医薬部外品を使用しましょう。
なお、消毒用エタノールは安定化二酸化塩素の製品と同様、基本的には口に入ってしまっても体へ影響はありません。(安定化二酸化塩素の製品に関しては、口腔内に入れても問題がないと記載されている製品に限る)
しかし、高濃度のアルコールには違いないので、小さな子供が誤飲してしまうことが事態がないよう、注意しましょう。
使い方は設置するだけ!?感染症対策もできるタブレットタイプの空間除菌消臭剤「AC plus」
エアコンに設置するだけで、お部屋全体を空間除菌消臭できるアイテム「AC plus」が、長引くコロナ禍において人気を博しています。
安定化二酸化塩素を有効成分とする酸化分解型タブレットは、業界初の試み。
タブレットが入った専用パックをエアコンの吸込口に設置すると、送風によって二酸化塩素成分が空気中のウイルスや菌などを99.99%除去してくれます。
使い方は、エアコンの吸込口に専用パックを設置して、普段通りエアコンを使用するだけ。
手間が省けるだけでなく、持続期間も約2ヶ月間と長く、コスパが良い点も魅力的です。
安定化二酸化塩素を使用した製品を使ったことがない方にもおすすめの「AC plus」、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。
まとめ
本記事では、安定化二酸化塩素を主成分とした除菌スプレーの正しい使い方や、おすすめの安定化二酸化塩素製品などをご紹介いたしました。
除菌スプレーを使用する際は、対象物を事前に掃除することがポイント。
また、掃除と同時に換気を行うことで、気になるニオイの消臭効果を高めることもできます。
お部屋の除菌消臭は、意外と簡単にできることばかり。
主成分が安定化二酸化塩素の除菌スプレーを正しい使い方で使用すれば、感染症対策だけでなく、花粉・カビ対策も行えるので一石二鳥です。
今回ご紹介した除菌スプレーの使い方を参考に、お家の掃除や普段の感染症対策を手軽に、効果的に行っていきましょう。