新型コロナやインフルエンサ対策などに感染対策をチェックリストを使って見直し

【感染対策】新型コロナウイルスの拡大を防止するチェックリストを紹介

・公開日:2021.04.08最終更新日:2022.03.07

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新型コロナウイルスの影響で、企業はもちろん、家庭でも感染対策が叫ばれています。社会全体で感染対策を行っているといっても過言ではないでしょう。

そんな中、厚生労働省や各都道府県の福祉保健局、医療機関などでは感染対策のチェックリストが作成されています。業種別にさまざまな感染対策チェックリストが用意されているので、今回は一部を抜粋して構成を紹介します。

チェックリストを有効活用して、新型コロナ感染対策・拡大防止に役立ててください。

この記事は、次のような人におすすめの内容です。

  • 施設内で新型コロナ感染対策・拡大防止をしたい人
  • 業種別の感染対策チェックリストを確認したい人
  • 新たに感染対策チェックリストの作成を考えている人

厚生労働省の感染対策のためのチェックリスト

厚生労働省では、職場で新型コロナウイルスの感染を防止するためのチェックリストが用意されています。業種や職種によってはチェックリストに記載された感染対策を行うのが難しいこともあるでしょうが、できる限り対応することが大切です。

それでは、厚生労働省の「職場における新型コロナウイルス感染症の拡大を防止するためのチェックリスト」の内容を一部抜粋して紹介します。

  • 衛生推進者や衛生管理者など感染予防の責任者を任命しているか
  • 労働者に対してCOCOA(新型コロナウイルス接触確認アプリ)のダウンロードを推奨しているか
  • 人との間隔を2m空ける取組みが実施できているか
  • 屋内作業時にマスクの着用を求めているか
  • 三密について周知して、回避の徹底を求めているか
  • 出勤前に検温の徹底を求めているか
  • 体調不良を正直に申告できる雰囲気を作り出せているか
  • テレワークや時差通勤、オンライン会議を導入しているか
  • 機器や物品などの共用をできる限り避けているか
  • 共用トイレなどの清拭消毒を行っているか
  • 陽性者等が出た場合の対応を全員に周知しているか

厚生労働省の公式ページで公開されており、誰でも簡単にダウンロードできるので、詳しい内容が知りたい人はぜひチェックしてみてください。

公式ページはこちら

飲食店向けの感染対策チェックリスト(各都道府県)

前述の通り、各都道府県でも感染対策チェックリストが作成されています。この章では、飲食店用の感染対策チェックリストの内容を抜粋して紹介します。

  • アクリル板などを使って席を遮蔽しているか
  • レジにビニールカーテンなどを設置しているか
  • 会計時にコイントレイを使用して金銭を受け渡しているか
  • 非接触型決済を導入しているか
  • 入店人数を定員の半分程度に抑えているか
  • 入店前・入店中に顧客に対してソーシャルディスタンスを保つようにお願いしたか
  • 顧客に対して飲食時以外はマスクをするようにお願いしたか
  • 大皿料理の提供を避けているか
  • トイレのハンドドライヤーなどの使用を中止しているか
  • 唾液や鼻水がついたゴミを密閉して処分しているか

今回は神奈川県と熊本県で公開されている感染防止チェックリストを参考に、内容をまとめてお伝えしています。各都道府県の公式サイトで感染対策時のチェックリストが掲載されているので、この機会にお住いの地域のチェックリストを確認することをおすすめします。

学校等向けの感染対策チェックシート(東京都福祉保健局)

東京都福祉保健局では、幼稚園や小学校、中学校などの学校向けに感染対策のチェックリストを作成しています。

学校は会社などと比較すると、抵抗力が弱い子どもたちが集団生活をしているため感染が拡大しやすい状況です。したがって、学校では自主的に感染症の予防対策を管理することが大切になってきます。

以下は、東京都福祉保健局が公開している「学校等における感染対策チェックリスト」の内容を抜粋した一覧です。

  • 園児・児童・生徒の予防接種の確認を実施しているか
  • 園児・児童・生徒の健康観察を行っているか
  • 欠席者の情報を1日1回学校全体で集約しているか
  • 園児・児童・生徒に手洗い指導を行っているか
  • 共用タオルを設置していないか
  • トイレや手洗い場に石鹸を置いているか
  • 学校で自主的に感染症対策マニュアルを作成しているか
  • 感染症対策マニュアルの定期的な見直しを行っているか
  • 排泄時のケア・処理に必要な物品が揃っているか
  • 関係機関等の連絡先を把握しているか

学校等では感染が拡大したときの対策だけでなく、平常時の予防対策もきちんと運用しなければいけません。教師はもちろん、子どもたちにも感染対策の内容を理解してもらう必要がある点が他の施設の感染対策との違いでもあります。

学校等向けの感染対策チェックシートの詳細はこちら

社会福祉施設等向けの感染拡大防止チェックリスト(東京都福祉保健局)

東京都福祉保健局では、社会福祉施設向けにも感染症対策のチェックシートを公開しています。社会福祉施設とは、老人福祉施設や障がい者施設、児童福祉施設などを指します。

社会福祉施設は子どもだけでなく、高齢者なども集団で生活するので、さまざまな感染症が持ち込まれやすい環境です。したがって、学校等と同様に、社会福祉施設でも日常的な予防対策と拡大防止対策の両方を行う必要があります。

下記に、東京都福祉保健局が公開している「社会福祉施設等の感染対策チェックリスト」の内容をまとめているので確認してみてください。

  • 利用者の健康診断の内容を記録しているか
  • 利用者の体調が悪い場合に、医療機関を受診させているか
  • せきの症状がみられる場合はマスクの着用を促しているか
  • 職員は1ケアごとに手洗いを行っているか
  • 施設の来訪者に対して手洗いのお願いをしているか
  • 排泄時ケアの手技が施設で統一されているか
  • 職員に対して年1回以上感染症に関する研修を実施しているか
  • 施設独自に感染症対策マニュアルを作成し、職員全員が目を通しているか

医療施設・病院内向けの感染予防チェックシート(国立感染症研究所感染症疫学センター)

国立感染症研究所感染症疫学センターでは、病院などの医療機関で新型コロナウイルス感染症の対応チェックリストが作成されています。内容を抜粋してお伝えしますので、詳しく知りたい人は国立感染症研究所感染症疫学センターの公式サイトから確認してみましょう。

  • 感染症対策チームを編成しているか
  • 情報を伝えるルートが共有されており、確認がとられているか
  • スタッフの風評被害の対応がされているか
  • 濃厚接触者や検査実施のデータがきちんと管理されているか
  • 手指衛生のタイミングが全員に徹底されているか
  • 患者に対して感染対策の協力や指導を行っているか
  • 感染管理を継続するためのスタッフが確保されているか
  • 地域で協力できる体制が整っているか
  • 転院調整に関する確認が済んでいるか

上記のほか、院内ラウンド時の感染予防もあわせて検討しなければいけません。

病院内の感染対策については、各医療機関で別途ルールが設定されていることがほとんどです。医療機関で感染対策のチェックリストを作成したり、見直したりする場合は、厚生労働省の情報など正確なものを取り入れる必要があるでしょう。

まとめ

新型コロナウイルスの感染対策のために、国や地方自治体などでさまざまな予防・拡大防止チェックリストが作成されています。チェックリストの内容をすべて満たすのは難しいかもしれませんが、できる限り対応することで感染の予防や拡大の抑制につながります。

今回紹介した予防・拡大防止チェックリストは各機関の内容を抜粋したものなので、正式な内容が気になる人は各機関のサイトでダウンロードしてみましょう。

いろいろな感染対策チェックリストの内容を確認して、会社や施設などに適したチェックリストの作成をしてみてください。

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