濃度調節できてウイルス対策に効果的な自作の安定化二酸化塩素除菌ゲル

ウイルス除菌に効果的なゲル状の安定化二酸化塩素を自作する方法

・公開日:2021.12.10最終更新日:2021.12.10

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玄関やトイレを始めとした、室内に置くタイプの除菌消臭剤を利用している方も多いと思います。

馴染み深いところだと、「クレベリン」や「ナノクリン」などが一般的な空間除菌に使用されている商品でしょう。

これらの持続期間は2ヶ月前後で、大体1,000円〜2,000円の商品がほとんど。

交換のたびに意外と出費が重なってしまいます。 

また、除菌剤が品切れで買えない、といった事態に出くわしたことのある方もいるでしょう。

そんな時に除菌ゲルが自作できれば困ることもなくなります。

今回は、楽しく作れてウイルス除菌・感染症対策にも効果的な「自家製除菌ゲル(安定化二酸化塩素使用)」の自作方法をご紹介いたします。

多くのゲルタイプ除菌アイテムの中身は安定化二酸化塩素や亜塩素酸ナトリウム液と高吸水性樹脂

多くのゲルタイプ除菌アイテムの成分は、除菌や消臭効果のある「安定化二酸化塩素」や「亜塩素酸ナトリウム液」と、ゲル状に固める効果のある「高吸水性樹脂」となっています。

クレベリンやオキサイダーの成分を確認

クレベリン
ナノクリン
OXIDER(オキサイダー)
成分・原料 二酸化塩素および亜塩素酸ナトリウム液、高吸水性樹脂等 安定化二酸化塩素、吸水性ポリマー 亜塩素酸塩溶液、濃度調整剤、高吸水性樹脂

表の通り、多くのゲルタイプ除菌剤は、漂白・殺菌効果のある「亜塩素酸ナトリウム」や、同様にウイルス除去・除菌・消臭・抗カビ効果のある「二酸化塩素」、または二酸化塩素を安定して放出する「安定化二酸化塩素」と、多量の水を吸水しゲル状にする「高吸水性樹脂(高吸水性ポリマー)」によってできています。

亜塩素酸ナトリウムとは

漂白剤や酸化剤として使用される亜塩素酸ナトリウム。

OXIDER(オキサイダー)では、添付の粉剤を入れることでゲル状になり始め、同時に二酸化塩素が放出されます。

二酸化塩素の特徴

二酸化塩素は強い酸化作用をもち、ウイルス除去・除菌・消臭・抗カビ等に効果を発揮します。

その酸化力は、次亜塩素酸ナトリウムの約2.5倍とも言われる強力な殺菌力。

除菌剤の中でもほとんどの商品は、何らかの方法でこの二酸化塩素を放出し、ウイルスや菌のタンパク質の構造を変化させ、不活化させているのです。

安定化二酸化塩素も同様に、安定的に二酸化塩素を放出しています。

また、二酸化塩素の特徴として、ゲル状に加工できる点があります。

それもあってゲルタイプの除菌剤には、二酸化塩素が多く使用されているのでしょう。

安定化二酸化塩素の安全性と効果の高さ

安定化二酸化塩素は、物質的な安定性を保ちながら、上記の特徴を持つ二酸化塩素を徐々に放出できるようにした薬剤です。

国際的にも安定性・毒性・効能・効果において基準を満たし、公的機関の認定を受けています。

特に安全性においては、世界保健機構(WHO)から認定を受け、クラスA1に分類されている安定化二酸化塩素。

なお、二酸化塩素を放出することから高い殺菌消毒効果があり、悪臭成分を除去する消臭力もある点が特徴です。

高吸水性樹脂の特徴

高吸水性ポリマーとも言われる高吸水性樹脂は、おむつや簡易トイレなどにも使用されているように、浸透圧によって最大約1000倍程度の水を吸水し、ゲル状に固めます。

ゲルタイプの除菌系商品には欠かせない原料です。

除菌ゲルは自作可能?作り方を解説!

除菌ゲルを自作する場合は、前述した成分の原料を使って作ることができます。

除菌作用に関しては、安全性の高い安定化二酸化塩素の原液を使用すると良いでしょう。

安定化二酸化塩素と高吸水性樹脂と水だけで自作可能

下記の3つの材料で、自作の除菌ゲルを作る方法をご紹介いたします。

  • 安定化二酸化塩素 5%原液
  • 高吸水性樹脂

安定化二酸化塩素の原液5%(50,000ppm)(500g)を用意し、お好みの瓶などに原液1gと水100ccを入れます。

100倍希釈した安定化二酸化塩素水に、高吸水性樹脂を適量入れていき、ゲル状に固まったら濃度500ppmの自作除菌剤の完成です。

使用する環境に合わせて、濃度は500ppm〜10,000ppm前後まで変えても良いでしょう。

余った安定化二酸化塩素の原液は、100倍希釈して500ppmの除菌スプレーとしても使用可能です。

ちなみに、希釈時の計量方法は、原液のキャップ1杯分が5ccのため、これを基準として100倍希釈であれば水が500cc、という使い方が簡単でおすすめです。

クレベリン濃縮液でも除菌ゲルを自作できる

買い替える必要がないように、5倍濃縮液のクレベリンL500を使って、自作の除菌ゲルと余った液体でスプレーを作ることもできます。材料は下記の3つのみ。

  • クレベリンL500(500ppm)
  • 高吸水性樹脂

お好みの瓶に、クレベリン濃縮液を50cc用意し、200ccの水で5倍希釈します。

そこへ高吸水性樹脂を入れて10分程度放置すると、ゲル状に固まり完成です。

こちらは、濃度100ppmの除菌ゲルのため、比較的狭い空間での使用に合うでしょう。

濃縮液は1000mlなどの大容量で販売されているので、自作ゲル以外に、そのままスプレーボトルへ詰め替えて、クレベリンの除菌スプレーとして使うこともできます。

ウォータービーズを使用した自作除菌剤もおすすめ

水に浸けると膨み、消臭ビーズのようなゲル状のビーズとなるウォータービーズを使った自作除菌剤も、楽しく作れておすすめです。

作り方は、下記の自作除菌剤の紹介動画を参考にしてみてください。

(動画では、安定化二酸化塩素の原液を100倍希釈する方法を使用しています)

https://youtu.be/i1DuhU4PYbE

除菌ゲルを自作する際の注意点

除菌ゲルを自作する際は、下記の3点に注意しましょう。

特に小さなお子様と一緒に自作する場合は、ウォータービーズを誤飲することなどが無いよう、気をつけてください。

  • 安定化二酸化塩素の原液、高吸水性樹脂ともに口に入れない

(過去に、高吸水性樹脂を誤飲したお子様が腸閉塞を起こす事故が発生)

  • 安定化二酸化塩素の原液は直射日光を避け、暗所や冷蔵庫で保管
  • 有害物質の発生に繋がるため、安定化二酸化塩素の原液は、絶対に酸性の物質と混ぜない

以上の点に注意しながら、楽しく除菌ゲルを自作してみましょう。

もっと除菌にこだわるなら安定化二酸化塩素のタブレットタイプ、ACplusがおすすめ

もっと除菌にこだわるなら安定化二酸化塩素のタブレットタイプ、ACplusがおすすめ

安定化二酸化塩素の商品の中でも、より除菌にこだわりたい方におすすめなのが、タブレットタイプの「AC plus」です。

こちらは、エアコンの吸込口に設置するだけで、自動的に空間除菌・消臭ができるといった優れもの。

対応可能な部屋の広さは6〜8畳、一度の設置で約2ヶ月も効果が続きます。

安定化二酸化塩素の除菌剤というと、置き型ゲルタイプやスプレータイプを思い浮かべやすいですが、「AC plus」は置き型の中でも安定化二酸化塩素がタブレット化された画期的な商品なのです。

エアコンの冷暖房や送風によって空間除菌できるため、結果的に時間も手間もかからず、ウイルスや花粉・ハウスダストまでも除菌してくれます。

安定化二酸化塩素系の商品の中でも、今後さらに広まっていくであろう「AC plus」は、下記の公式サイト、または、楽天・Amazonなどのオンラインショップで購入可能です。

https://shop.ac-plus.jp/shopdetail/000000000001/

なお、店頭販売は、全国のドン・キホーテやヤマダデンキ、V・ドラッグなどで取り扱い中です。

空間に合わせた濃度の除菌剤を自作しよう

空間に合わせた濃度の除菌剤を自作しよう

今回は、ウイルス除菌に効果的な安定化二酸化塩素除菌ゲルの自作方法をご紹介いたしました。

作り方は意外と簡単で、クレベリンなど市販の除菌剤の原料(成分)をベースに、材料を選ぶだけです。

安全かつ除菌効果の高い安定化二酸化塩素の原液を希釈したものと、ゲル化に必要な高吸水性樹脂があれば、お好みの濃度・容量でゲルタイプの除菌剤が自作できるということでした。

安定化二酸化塩素の原液を希釈する際は、高濃度すぎていないかだけに注意して、100ppm〜10,000ppm程度まで、さまざまな濃度で実験的にゲルを作って使用してみるのも良いでしょう。

設置する場所に合わせた濃度設定は、自作だからこそできる良い点です。

また、余った安定化二酸化塩素の原液は、除菌スプレーとしても使用できます。

本記事でご紹介した3つの方法で、ぜひ安定化二酸化塩素の除菌ゲルを自作してみてください。

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