安定化二酸化塩素を希釈して使う場合、どれくらいが適切?
・公開日:2021.09.03最終更新日:2021.09.03
本コンテンツは一般的な情報の提供を目的としており、法律的、税務的その他の具体的なアドバイスをするものではありません。個別具体的事案については、必ず専門家にご相談ください。
本コンテンツの情報は、その情報またはリンク先の情報の正確性、有効性、安全性、合目的性等を補償したものではありません。
また、本コンテンツの記載内容は、予告なしに変更することがあります。
安定化二酸化塩素にウイルス対策や消臭効果があると聞き、スプレーなどの商品を探している人もいるでしょう。中には、原液で購入して、使用用途に応じて希釈できるタイプの商品の購入を検討している人もいるかもしれません。
しかし、安定化二酸化塩素を希釈する場合は、きちんとポイントを押さえる必要があります。
本記事では、安定化二酸化塩素の正しい希釈倍率を解説します。安定化二酸化塩素を安全に使用するためのポイントもあわせて確認しましょう。
安定化二酸化塩素とは、ウイルス対策ができる安全性が高い物質
そもそも、安定化二酸化塩素とは、高い除菌効果・消臭効果を持つ二酸化塩素をアルカリ性の水溶液に溶かすことで物質的に安定させたものです。
そのため、安定化二酸化塩素は二酸化塩素よりも安全で、取り扱いしやすいにもかかわらず、ウイルス対策や臭い対策に効果的です。
元来、二酸化塩素が持つウィルスの除菌効果・ニオイの消臭効果は世界的にも注目されていました。しかし、二酸化塩素は光や物理的な衝撃で人体に悪影響を及ぼす物質が発生しやすい特徴があり、なかなか汎用できない状態でした。
こうした中で、何とか二酸化塩素を生活の中で活用しようと研究を重ねた結果、誕生したのが安定化二酸化塩素です。研究開発に成功したアメリカでは、WHO(世界保健機構)やFAO(国連食料農業機構)などでその効果と安全性が認められています。
2021年8月現在、日本では安定化二酸化塩素は医薬品として厚生労働省に登録されていない状態です。そのため、ウイルス対策や消臭効果が期待できる雑貨として販売されています。
日本でも原液がペットボトルに入った商品もあるが希釈が必要
日本でも、希釈が必要な安定化二酸化塩素の原液は購入可能です。
例えば、ネット検索すると産陽商事の商品が出てくるでしょう。同社は、5%の安定化二酸化塩素が500mlのペットボトル容器に入れた状態で販売しています。
2021年8月現在のAmazonをだと、500mlのペットボトル2本セットで2,200円(税込)で登録されている状況です。500ml×2本で2,200円なので、500mlペットボトル1本あたり1,100で購入できます。
ただし、安定化二酸化塩素を原液で購入する場合は、使用用途にあわせて濃度を調整する必要があります。
安定化二酸化塩素の正しい希釈倍率とは
安定化二酸化塩素を原液で購入した場合は、下表を参考に正しい希釈倍率に濃度を調整して使用しましょう。
使用場所 | 原液の希釈倍率 | 濃度 |
---|---|---|
トイレ | 100倍 | 590ppm(pH7.45) |
車・室内 | 10,000倍 | 5ppm(pH7.17) |
犬小屋 | 1,000倍 | 50ppm(pH7.24) |
カビが生えている場所 | 5,000倍 | 10ppm |
ごみ処理施設など(業務用、かなり強力な除菌・消臭をしたい場合) | 50倍 | 1,000ppm |
http://www.smokefree.co.jp/apolo200.html
希釈倍率を間違えないように気を付ければ、より安全に安定化二酸化塩素を使用できます。
上表は産陽商事の500ml5%で販売されているペットボトルタイプの安定化二酸化塩素のける希釈倍率なので、別の商品を購入した場合はその都度確認するのがポイントです。
安定化二酸化塩素を使用するときの注意点
二酸化塩素と比べると安定化二酸化塩素は安全で取り扱いやすい物質ですが、使用上の注意は守る必要があります。
この章では、安定化二酸化塩素の原液を希釈して使用する場合に気を付けたいポイントをまとめて解説します。
原液は必ず希釈する
前述の通り、安定化二酸化塩素を原液で購入した場合は使用場所に応じた希釈倍率を守るようにしてください。
商品記載の希釈倍率を守らなければ、人体に影響が出たり、安定化二酸化を使用した場所が変形・変色したりする恐れがあるため必ず適切な濃度に調整してから使用するようにしましょう。
人体に直接スプレーしない
安定化二酸化塩素は比較的安全な物質ですが、直接皮膚に塗ったり、スプレーしたりするのは避けてください。
アメリカで安全性が認められているとはいえ、人体に直接スプレーするために作られたものではありません。ものや部屋の消臭・消毒として、使用するようにしましょう。
酸性の物質に気を付ける
先に触れた通り、安定化二酸化塩素はアルカリ性の物質です。そのため、酸性の物質と混ざると、急激な化学反応が起きます。結果、人体に悪影響を及ぼす塩素ガスが発生する恐れがあるため、注意が必要です。
希釈した安定化二酸化塩素を使用する際は、酸性の洗剤などと混ざらないように使い分けるようにしましょう。スプレーを使う場所の近くで、酸性の物質を使わないようにしたり、あらかじめ避けておいたりなどの対応が必要です。
直射日光は避ける
安定化二酸化塩素は二酸化塩素と比較すると、光などの刺激で気化しにくい物質になっています。しかし、希釈して使用する安定化二酸化塩素が入ったボトルに、長時間、直射日光があたると成分が分解される可能性があります。
こうなると、せっかく購入した希釈タイプの安定化二酸化塩素が無駄になってしまうため、購入後は直接光が当たらない場所で安全に保管するようにしてください。
希釈が面倒な人はタブレット型がおすすめ
安定化二酸化塩素の原液を購入した場合、前述の通り、使用場所にあわせて適宜希釈しなければいけません。安定化二酸化塩素は商品によって濃度が異なるため、その都度、希釈倍率を確認する必要があるのも面倒なポイントとして挙げられます。
こうした場合は、タブレット化された安定化二酸化塩素「AC plus」を使用するのがおすすめです。原液で販売されているものと違って、希釈する手間がかかりません。
部屋に取り付けられているエアコンの吸気口にセットするだけで、空間除菌・消臭の複合効果が期待できるのがポイントです。家庭用・業務用のいずれにも対応しており、定期便なら送料無料で購入できます。
AC plusの購入は、公式サイトのほか、Amazonでも可能です。公式サイトでの支払い方法は、クレジット決済もしくはAmazon Payのいずれかになるため非常に便利です。
希釈するタイプの安定化二酸化塩素を購入するべきか決めかねている人は、ぜひAC plusの利用を前向きに検討してみてください。
購入に関してもっと詳しい情報が知りたい方や気になる点がある方は、お気軽にお問い合わせいただければ幸いです。
まとめ
安定化二酸化塩素は、ウイルス対策や消臭・除菌効果が期待できる物質です。日本では、医薬品として登録されていないものの、希釈できる原液などの販売は進んでいます。安全性や効果はアメリカの研究で認められている状況です。
安定化二酸化塩素の原液を購入する際は、必ず正しい場入り鬱で希釈しなければいけません。