「効果なし」とされる空間除菌グッズとは?
・公開日:2022.02.02最終更新日:2022.02.02
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新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、空間除菌できるアイテムやアルコール・次亜塩素酸などの消毒用品を利用する人が増えました。すでにそうした商品を購入していたり、探していたりする人もいるのではないでしょうか。
しかし、一部の記事で「空間除菌の効果なし」という文言を見かけることがあります。本当に、空間除菌アイテムで感染対策をするのは難しいのでしょうか。
本記事では、空間除菌アイテムの効果について解説します。どのような商品、どのような状況だと効果なしと言われるのか見ていきましょう。
空間除菌の効果なし?消費者庁の行政指導・措置命令を受けているグッズとは
消費者庁ではこれまでに何度か、空間除菌を謳う携帯型の商品について行政指導を行っています。当該商品は二酸化塩素を使用しており、首に下げるなどすると空間除菌ができるとされていました。
しかし、密閉された狭い空間以外では効果なしであることが指摘されています。景品表示法に違反する恐れがあるとして、消費者庁は当該商品を販売する業者に対して再発防止等の指導を行いました。
このとき空間除菌の効果なしとされ、行政指導の対象となった表示は以下の通りです。
- 身につけるだけで、空間のウイルスを除去
- 身につけるだけで1㎥の空間除菌
- 携帯することで、オフィスや会議室などで除菌・消臭できます
- 通勤時の予防として、除菌・消臭いたします
- 電車やバスの中、各種施設の中などで、空間に浮遊するウイルス・菌・臭いを除去します
この他にも亜塩素酸を使った除菌効果、空間除菌を標榜するスプレーの販売業者に対して措置命令が行われています。
空間除菌アイテムのなかには効果なしとされる商品があることは事実です。新型コロナウイルスの感染対策としてこうしたアイテムを購入する際は、商品に記載されているような効果が期待される根拠や正しい使用方法を確認する必要があるでしょう。
また公式サイトなどで、空間除菌が謳う効果を検証した実験などもチェックすることをおすすめします。結果を参考に、納得できたアイテムを購入するようにしましょう。
除菌商品は適切な環境で使用しないとウイルスの効果なしになる可能性がある
空間除菌効果が期待できるアイテムにはいくつかの種類がありますが、いずれも適切な環境で使用しなければ効果なしとなる恐れがあります。
そのため、商品に記載された使用事項にきちんと目を通すようにしましょう。例えば、窓やドアを閉めたまま使用する必要があるのか、どれくらいの広さの部屋で有効なのかを確認します。
定められた環境下であれば空間除菌効果を期待できる商品でも、使用方法を守らなければ効果なしとなるケースもあるため十分注意してください。
感染対策|家庭・会社内で簡単に導入できる空間除菌システムとは
新型コロナウイルスの影響で、感染対策アイテムやシステムに普段よりも注目が集まるなか、AC plusは空気中の菌やウイルスの活動を抑える商品として期待されています。
AC plusとは、安定化二酸化塩素でできたタブレット型のアイテムです。二酸化塩素の消毒力を維持しながら、物質的に安定させた状態のものを安定化二酸化塩素と呼びます。
この安定化二酸化塩素を主成分としたAC plusをエアコンの旧機構に取り付けることで、空間除菌の効果ありとされています。
こまめな手洗い・うがい、定期的な換気や加湿なども感染対策として有効ですが、空間除菌システムをうまく活用する方法もおすすめです。
効果なしの空間除菌アイテムを購入するまえに、一度AC plusの利用を検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ
空間除菌アイテムのなかには、効果なしとして消費者庁から行政指導を受けているものも存在します。こうしたアイテムを購入しないためにも、効果のエビデンスはきちんと確認すべきです。
商品記載の使用方法はもちろん、公式サイトの実験・検証などにもきちんと目を通すことをおすすめします。
効果なしの空間除菌アイテムの判別が難しい場合や効率良く空間除菌できるシステムを探している場合は、安定化二酸化塩素でできたAC plusの利用を検討してみましょう。
エアコンに取り付けるだけで、会社はもちろん、家庭内でもすぐに空間除菌システムを取り入れられます。