
脱臭機って匂いだけじゃなく除菌にも効果あり?
・公開日:2021.10.05最終更新日:2021.10.05
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ウイルス対策や防カビなど、室内の衛生意識が高まる中で人気を集めているのが「脱臭機」です。
この記事では、脱臭機による空間除菌の仕組みと空気清浄機との違い、また脱臭機を選ぶときの比較ポイントなどを解説しています。
売れ筋の人気脱臭機もピックアップしているので、空間除菌のやり方でお悩みの方はぜひ参考にしてみてください。
花粉・ウイルス対策におすすめ!空間除菌ができる【脱臭機】とは
まずは、脱臭機がどういった仕組みで空間除菌を行っているのか、その仕組みと効果を見ていきましょう。
また同じく空間除菌用の家電として知られる「空気清浄機」との違いについても解説していきます。
脱臭機の仕組み
脱臭機とは、空気中に浮遊する細菌・ウイルスのニオイ分子を元から分解・除去してくれる家電製品のことです。
部屋の空気を取り込んで脱臭機内部のフィルターで浄化する「吸引タイプ」や、オゾン・次亜塩素酸などの除菌消臭成分を散布して空気を浄化する「放出タイプ」などがあります。
脱臭機による空間除菌・消臭効果については、統一の基準・比較指標などがなく、基本的にはメーカーが独自に行った試験結果を公表する形で効果を示しています。
なおこちらはあくまでも試験環境下での結果であるため、実際の使用環境下でも同様の効果を得られるとは限らない点に注意が必要です。
また脱臭方法によって効果のあるニオイ・効果のないニオイがあるので、気になるニオイに対して効果を期待できる脱臭機を選ぶようにしましょう。
空気清浄機との違い
脱臭機とよく似た家電に、空気清浄機があります。
空気清浄機も脱臭機と同じく“空気をキレイにする”という目的で使用されますが、こちらは空間除菌や消臭といった効果よりも、花粉やホコリなどの集じん機能に重きを置いているのが特徴。
脱臭機能が付加されている空気清浄機もあるものの、あくまでも空気清浄機のメインとなる機能は集じんです。
そのため、部屋のニオイ消しやウイルス対策を重視したい場合は脱臭機、花粉やホコリを取り除きたい場合は空気清浄機を選ぶのがおすすめと言えます。
脱臭機を購入するときの選び方・チェックポイント
脱臭機ならどれでも同じということではなく、脱臭方法や対応できる広さ、価格などに違いがあります。
続いて、脱臭機を購入するときにチェックすべきポイントについて詳しく見ていきましょう。
脱臭機のタイプ・成分
脱臭機による空間除菌・脱臭の方法として「吸引タイプ」と「放出タイプ」の大きく2種類があります。
吸引タイプの場合、脱臭機の内部に設置されているフィルターや活性炭などが空気中のニオイ分子・浮遊菌を吸着することで空間除菌を行う仕組みとなっています。
設置場所付近で強い効果を期待できるため、トイレや車内、ペットルームなどの除菌・消臭におすすめです。
一方放出タイプの脱臭機は、イオン・オゾン・塩素系成分などを散布することで空間除菌を行う仕組みです。
吸引タイプの脱臭機よりも広範囲に対して除菌・消臭を行うことができるため、リビングや寝室といった場所での利用に適しています。
放出タイプの脱臭機に使用されることの多い成分として、以下のようなものがあります。
塩素系成分(次亜塩素酸など) | ニオイ分子や浮遊菌と反応し、化学的に分解・空間除菌を行います。専用の薬剤が必要となるものの、ほぼ全ての菌に対して効果を期待できるのが特徴。 |
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オゾン | オゾンも酸化作用を持つ成分で、化学反応による空間除菌が可能です。布製品に染み付いた加齢臭などの生活臭に効果的です。 |
フィトンチッド消臭 | 森林浴成分として知られる天然の抗菌成分で、安全性の高さが特徴。排水溝や生ゴミなど菌由来の匂い対策・除菌に効果的です。 |
空間除菌の効果を得られる広さ
脱臭機の機種によって、空間除菌・消臭効果を見込める部屋の広さが異なるため、使用場所に適したサイズの商品を選ぶことも大切です。
トイレや車内などの比較的狭いスペースであれば、電池式の小型脱臭機などでも十分対応できるでしょう。
一方リビングや寝室などの広い部屋で利用する場合は、電源式のパワフルな脱臭機がおすすめです。
コストパフォーマンス
脱臭機の中には、基本的な機能である空間除菌・消臭に加え、集じん機能が付いているタイプや防カビ効果も期待できるタイプなど、様々な性能が付加されている商品があります。
1台の脱臭機で複数の機能を利用できれば、省スペース・コストカットになるので、必要な機能が揃っているものを選ぶのがおすすめです。
ただし、高機能になるほど価格も高額になりやすいため、使用頻度なども踏まえて適正ラインを見極めることが大切になるでしょう。
またフィルター交換や薬液補充など、ランニングコストのかかる脱臭機もあります。
長期的な視点でコストを比較し、機能に見合う金額であるかどうかをじっくり検討してみましょう。
おすすめ空間除菌・脱臭商品5選
ここからは、人気メーカーのおすすめ脱臭機5選を紹介していきます。
Panasonic【ziaino(ジアイーノ)】
特徴 | パナソニックのジアイーノシリーズは、数ある脱臭機の中でも人気の高い商品です。ランニングコストがかかるものの、次亜塩素酸による強力な空間除菌・脱臭効果が期待できます。 |
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主な 機能 |
脱臭・空間除菌 |
除菌 方式 |
放出(次亜塩素酸) |
電源 方式 |
コンセント式 |
適用 畳数 |
~18畳 |
詳細 | https://panasonic.jp/ziaino/ |
富士通ゼネラル【PLAZION(プラズィオン)】
特徴 | 低濃度オゾン・プラズマイオン・フィルターの3つを組み合わせたパワフルな脱臭機です。空気清浄・加湿機能も搭載されており、多機能に使える点もポイント。 |
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主な 機能 |
脱臭・空間除菌・集塵・加湿 |
除菌 方式 |
吸収・放出(低濃度オゾン・プラズマイオン・フィルター) |
電源 方式 |
コンセント式 |
適用 畳数 |
~20畳 |
詳細 | https://www.fujitsu-general.com/jp/products/deodorize/index.html |
SHARP【プラズマクラスター除菌脱臭機】
特徴 | 高濃度のプラズマクラスターNEXTが搭載されており、安全性の高いイオンによる空間除菌・消臭が可能です。また光触媒のフィルターがニオイ分子を分解することで、より高い脱臭効果を期待できます。 |
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主な 機能 |
脱臭・空間除菌 |
除菌 方式 |
吸引・放出(プラズマクラスターNEXT(高濃度イオン)・光触媒脱臭フィルター) |
電源 方式 |
コンセント式 |
適用 畳数 |
〜15畳 |
詳細 | https://jp.sharp/dassyuu/ |
Maxell【オゾネオ エアロ】
特徴 | 低濃度のオゾンによる空間除菌・脱臭を行う商品です。部屋の広さに合わせて風量を切り替えられるのが特徴です。また自動オフタイマーなどの機能も付属しています。 |
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主な 機能 |
脱臭・空間除菌 |
除菌 方式 |
放出(オゾン) |
電源 方式 |
コンセント式 |
適用 畳数 |
~20畳 |
詳細 | https://www.maxell.jp/consumer/mxap-ae270.html |
カルテック【ターンド・ケイ】
特徴 | 光触媒の技術を用いた国産の脱臭機です。フィルターは洗浄可能となっているため、フィルター交換のランニングコストがかからないのがメリットです。 |
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主な 機能 |
脱臭・空間除菌 |
除菌 方式 |
吸引(光触媒フィルター) |
電源 方式 |
コンセント式 |
適用 畳数 |
~16畳 |
詳細 | https://store.turnedk.com/products/detail/2 |
まとめ
- 脱臭機は空間除菌・消臭に効果的な家電の1つで、吸引タイプと放出タイプの大きく2種類がある
- 脱臭機を購入する際は、脱臭方法・使用成分・サイズ・コスパなどによる総合的な比較が大切
- パナソニックのジアイーノや富士通ゼネラルのプラズィオンといった脱臭機が人気
脱臭機はニオイ分子・浮遊菌を元から除去・分解できるため、消臭だけでなくウイルス対策にも効果的です。
またより強力に空間除菌・消臭を行いたい場合は、安定化二酸化塩素を使用した空間除菌剤の活用もおすすめ。
AC plusでは、安心・安全に使用できるタブレット型の空間除菌剤「AC plus」を取り扱っているので、脱臭機の導入と合わせてこちらの活用もぜひご検討ください。