部屋や室内で燻製を行った際の消臭方法とはどんなものがある?
・公開日:2021.11.10最終更新日:2022.02.05
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自宅でもできる趣味の1つとして、燻製作りが人気を集めています。
しかし燻製作りは煙や匂いを発するため、アパートやマンションの部屋で燻製を作る場合は、隣近所とトラブルにならないための匂い対策が必要です。
この記事では、部屋で燻製を作ったときにどの程度匂いが残るのか、またどのような匂い対策・消臭方法が適しているのかといった内容を解説しています。
「自宅でも趣味の燻製を楽しみたいけど、匂いが気になる……」とお悩みの方はぜひ参考にしてみてください。
部屋で燻製を作ったときの匂いの残り方
まずは、部屋の中で燻製を作ったときの匂いの残り方・消えるまでの期間について詳しく見ていきましょう。
燻製の匂いは数日で消える
室内で燻製を作ると、スモークチップから発生した煙の匂いがしばらく部屋の中に残ることがあります。
とは言え、毎日にように自宅で燻製を作っているわけでなければ、部屋の匂いは2~3日程度で気にならなくなるでしょう。
カレーや焼き肉などの匂いが残りやすい料理を作ったときと同じ感覚をイメージすると分かりやすいかもしれません。
部屋に布製品が置いてある場合は注意が必要
通常は2~3日程度で気にならなくなる燻製の匂いですが、部屋に布製品(ソファーやカーテンなど)がある場合は匂いが染み付きやすいので注意が必要です。
燻製の匂いが染み付いたままで長時間放置してしまうと、部屋の悪臭やカビ汚れなどの原因となる可能性があります。
スモークをはじめる前に布製品を避けておく、もしくは匂いが染み付く前に洗濯するといった工夫が大切です。
自宅での燻製作りで近隣トラブルを起こさないためのポイント
続いて、部屋で燻製を作るときに注意したいポイントを解説していきます。
燻製の匂いで隣室の住民とトラブルにならないよう、必要な匂い対策をチェックしておきましょう。
ベランダ・バルコニーでの燻製作りはNG
部屋の中に匂いを残したくないからといって、ベランダやバルコニーなどで燻製を作ると、煙・匂いが他の部屋に流れてしまうので注意が必要です。
燻製の匂いが好きな人ばかりではありませんし、洗濯物に匂いが付いて取れないといった苦情につながる可能性もあります。
一軒家かつ周囲に民家がない場所なら外でも問題ありませんが、アパートやマンションなど、すぐ隣に他の住民がいる場合は室内で調理するようにしましょう。
また室内で調理する場合、換気のために窓を開けたくなりますが、窓から煙・匂いが出ていってしまうのでこちらもNGです。
窓を開ける代わりに、キッチンなど換気扇のあるところで調理をすると匂いが残りにくいためおすすめです。
換気扇の通気口はどこにある?
自宅がアパートやマンションという方は、換気扇の通気口がどの位置にあるのかも確認しておきましょう。
通気口が自宅玄関の近くにある場合、人の行き来が多いタイミングでの調理は避けた方が良いと言えます。
またベランダ側に通気口がある場合は、洗濯物などを干す昼間の時間帯を避けて調理した方が安心です。
そして、より徹底的にトラブルを避けたいのであれば、燻製を行う前に外の風向きをチェックすることをおすすめします。
通気口がマンションの外に向いている場合でも、風向きによってはマンション側に向かって匂いが広がる可能性があるからです。
隣室に人がいないタイミングで、かつ風向きが外に向いているときに燻製を行うのがベストと言えるでしょう。
燻製を作るのに適した時間帯とは
燻製作りにおすすめの時間帯・タイミングとして以下が挙げられます。
- 早朝・夜間など人通りの少ない時間帯
- 夕食の支度をする時間帯(昼食時は洗濯物が干されている可能性が高いためNG)
- 雨の日
早朝・夜間は人通りが減り、洗濯物が出されていることも少ないため、燻製作りに適していると言えるでしょう。
また夕食時であれば、それぞれの自宅から料理の匂いが出ているので、燻製を作っていてもあまり気になりません。
雨の日も同様、人通りが少なく洗濯物に匂いが移る心配もないことからおすすめとして挙げています。
ただしこれらの条件を満たすタイミングであっても、やはり外だと匂いが広がりやすいので、基本的には部屋の中で燻製を作るようにしましょう。
煙の少ない燻製器を選ぶ
最近では燻製中の煙や匂いが外に出にくいタイプの燻製器(スモーカー)も登場し、人気を集めています。
隣室とのトラブルを避けられるのはもちろん、部屋に燻製の匂いを残さないようにするためにも、煙の少ない燻製器はおすすめと言えるでしょう。
また燻製を作っている間は、なるべく蓋を開け閉めする回数を減らすといった工夫も効果的です。
部屋に残った匂いを素早く除去する方法を紹介
どれだけ匂い対策を徹底しても、燻製の匂いはある程度部屋の中に残ってしまいます。
ここからは、部屋に残った燻製の匂いを素早く除去するための方法・アイテムについて詳しく見ていきましょう。
使用後の燻製器はすぐに洗う
燻製の匂いが最も強く残るのは、燻製の調理に利用した燻製器です。
燻製器の蓋には匂いの原因であるヤニが大量に付着しており、時間が経ってこびりつくと洗い流すときの手間が余計にかかってしまいます。
調理後すぐであれば簡単に洗うことができるので、放置せず早めに片付けるようにしましょう。
布製品の洗濯も忘れずに
部屋の中にある布製品に匂いが移ってしまった場合は、染み付く前に洗濯を行うのがおすすめです。
キッチンで使用した布巾やエプロン、スリッパなどはその日のうちに洗濯しておくようにしましょう。
またカーテンやカーペットなど、自宅で洗濯することが難しいものに関しては、まとめてクリーニングに出してしまうのも1つです。
空間除菌剤で消臭効果をアップ!
空気中に浮遊しているニオイ分子に対しては、空間除菌剤などの除菌アイテムが効果的です。
消臭剤・芳香剤などでもある程度部屋の匂いを除去できますが、より素早く・根本から匂いを取り除くのであれば、除菌成分を使用した空間除菌剤がオススメ。
空間除菌剤は二酸化塩素や次亜塩素酸水などの塩素系成分を主成分としており、酸化反応によってニオイ分子を元から分解・除去する仕組みです。
スプレータイプや置き型タイプなど様々な種類があるので、匂いが気になる箇所に合わせて適した商品を選ぶようにしましょう。
燻製の調理後など、部屋全体に匂いが広がっている場合は、置き型の空間除菌剤「AC plus」がおすすめです。
AC plusは二酸化塩素を主成分とするタブレット状の空間除菌剤です。
エアコンのフィルター部分に設置して送風運転させることで、除菌成分が部屋全体に満遍なく広がる仕組みとなっています。
燻製をはじめとする料理の匂い、またタバコやペットの臭いなどをまとめて除去する効果が期待できるので、部屋の匂い対策でお悩みの方はぜひ導入を検討してみてください。
まとめ
- 燻製の調理後は数日程度匂いが残る他、部屋の布製品などに匂いが染み付く可能性がある
- 燻製を作るときは、自宅の窓を閉めて換気扇の下で調理するなど、隣家・隣室の迷惑にならないよう注意が必要
- 部屋に残った匂いを除去するには、調理器具の洗浄・布製品の洗濯・空間除菌剤の活用などがオススメ
燻製を作るときは少なからず煙・匂いが発生すると想定し、事前にある程度の配慮を行うことが大切です。
隣室とのトラブルのリスクをしっかり回避したうえで、趣味の燻製作りを思いっきり楽しんでくださいね。