カフェやレスランで従業員やお客様を守る感染対策、空間除菌とは
・公開日:2021.03.02最終更新日:2021.03.29
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新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、飲食店では営業時間の短縮や感染対策が実施されています。レストランや居酒屋、カフェなどの飲食店経営者の中には、苦戦を強いられている人もいるのではないでしょうか。
感染対策をしていなければ、お客様の入店数にも影響が出てきます。
そこで本記事では、飲食店で有効な感染対策について詳しく解説します。
飲食店で新型コロナウイルスの感染対策が重要視される理由とは?
アメリカのスタンフォード大学などのチームによる調査では、飲食店が新型コロナウイルスの感染拡大に関連していることが明らかになっています。特に、フルサービスのレストランは店舗に来るお客様の数が多く、滞在時間が長くなる傾向があるため、感染のリスクが高まるようです。
上記の分析から、「飲食店では新型コロナウイルスの感染対策をするべき」という考え方が生まれました。日本でも、入店前に検温されたり、席がパーテーションで区切られたりなどの感染対策が当たり前になりつつある状況です。
引用:https://www.nhk.or.jp/shutoken/newsup/20210107a.html
飲食店側に求められる感染対策・予防方法とは?
では、飲食店は具体的にどのような感染対策が求められているのでしょうか。
今回は、一般社団法人日本フードサービス協会と一般社団法人全国生活衛生同業組合中央会によって作成された「新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針(改正)に基づく外食業の事業継続のためのガイドライン」の内容を元に、飲食店の感染対策について解説します。
飲食店の感染対策1:入店時に実施する予防策
飲食店にお客様が来店する場合に、行うべき感染防止対策としては以下のようなものがあります。
お客様にせきや発熱の症状がみられる場合は店内での飲食を断る
- 手指の消毒ができるアルコールなどを用意する
- 食事中以外にマスクの着用を促す、ポスターなどでその旨を掲示する
- 接触・飛沫感染を防止するために間隔をとることが必要だとお客様に伝える
- 店舗内が混み合う場合はお客様の入店を制限する
- 順番待ちが発生する場合は整理券などを活用して行列を作らない工夫をする
飲食店の感染対策2:客席での案内・サービス時の防止策
飲食店の席にお客様が着席する場合にも、感染対策を促す必要があります。
- 安全性の確保のため、お客様同士は1m以上の間隔を空ける
- 物理的に間隔を空けるのが難しい場合は、パーテーションを設置する
- 店舗の空間に余裕がある場合はテーブルに斜めで着席を促す
- 特に、カウンター席はお客様が密着しやすいので配置の工夫が必要
- 他のお客様のグループに飛沫が飛ばないように配慮してアクリル板などを置く
- 乳幼児や高齢者などは他のお客様のグループとの相席を避ける
飲食店の感染対策3:店舗の衛生管理
飲食店は店舗内の衛生を保ち、感染対策に努めなければいけません。店舗の衛生管理としては、具体的に以下のようなことを指します。
- 店内および客席に適切な換気設備を設置する
- 定期的に換気設備の点検を行う
- 窓やドアなどを開放して徹底した換気を実施する
- お客様が個室を使用する場合も換気は十分に実施する
- 多くのお客様が触れる箇所はアルコール消毒薬などで清拭する
- ドリンクバーやビュッフェは飛沫がかからないように保護する
- トイレは毎日掃除する
- ハンドドライヤーの使用は避ける
飲食店の感染対策4:安全衛生管理
- 飲食店は、従業員が安心して働ける環境を整える必要もあります。新型コロナウイルスの感染対策に効果的な安全衛生管理としては、次のようなものが挙げられます。
- 従業員に新型コロナウイルスを持ち込まないように周知する
- 食品を扱う従業員に対して衛生管理と健康管理を徹底する
- 新型コロナウイルスに感染した従業員・濃厚接触者の就業を禁止する
- 店舗内ではマスクなどをきちんと着用する
- 手洗いを頻繁に行うよう促す
- 休憩室でもマスクなどの着用をお願いする
Go To Eatキャンペーンの参加店舗に設定された条件とは?
Go To Eatキャンペーンとは、感染対策に取り組む飲食店を支援するための事業です。都内や関西などのエリアだけでなく、全国的に実施されています。お客様は食事券やポイントを受け取れるなどのメリットがあり、店舗はこのキャンペーンに参加することで来店客の増加を見込めます。
ただし、飲食店がGo To Eatキャンペーンに参加するためには、ガイドラインに基づいた感染対策に取り組まなければいけません。感染対策の内容を具体的に店頭に掲示することも条件の1つです。
感染対策の内容についてはこれまで紹介した通りですが、三密の会費や消毒液の用意、換気などが挙げられます。
加えて、各都道府県でGo To Eatキャンペーンに参加できる条件を満たす必要があります。内容は都道府県によって異なりますが、今回はその一部を下表にまとめたので参考程度に確認してみましょう。
都道府県名 | 条件 |
---|---|
福島県 | 福島県が発行した「新しい生活様式」啓発ポスターと「飲食店向け感染防止対策取組ステッカー」を掲示して周知に協力する |
東京都内 | 東京都の「感染防止徹底宣言ステッカー」を発行し、店頭に掲示する。※推奨:店舗型東京版新型コロナ見守りサービスの加入 |
長野県 | 「新型コロナ対策推進宣言」を実施したもしくは実施予定がある |
大阪府 | 大阪コロナ追跡システムと感染防止対策宣言ステッカーを導入する |
愛媛県 | 「えひめコロナお知らせネット」のQRコードを店頭に掲示する |
福岡県 | 「感染防止宣言ステッカー」を掲示する |
引用:https://www.maff.go.jp/j/shokusan/gaisyoku/attach/kansenshoutaisaku.pdf
飲食店を利用する側のお客様が守るべき感染対策は?
ウイルスの感染拡大を予防するためには、飲食店だけでなく、店舗を利用するお客様にも協力を仰ぐ必要があります。
農林水産省の「GoToEatに参加する飲食店が守るべき感染症対策」には、登録飲食店は利用者に以下の内容を周知するようにと記載されています。
- 大人数の飲み会や会食はできるだけ避ける
- 食事の前に手の消毒・洗浄をする
- せきエチケットを徹底する
- 会話は大声ではなく、控えめの声量で行う
- 大量の飲酒は大声につながりやすいので避ける
- 食事中以外は店舗内でマスクを着用する
- 店舗側が指定する席の配置・制限などに協力する
- 体調不良(例:せき、熱)の場合は店舗に来店しない
- テイクアウトやデリバリーも活用する
以上の内容は店員が直接お客様に伝えなくても、店内などでステッカーやポスター、通知サービスなどで周知しても大丈夫です。しかし、この場合はお客様にきちんと内容に目を通してもらえるように、ステッカーやポスターなどを配置する場所を工夫する必要があります。
なお、前述の通り、上記の他にも各都道府県で同時の条件が設定されている場合もあります。飲食店に関する感染対策の条件等は改正される可能性もあるので、定期的にチェックしておくことが大切です。
引用:ttps://www.maff.go.jp/j/shokusan/gaisyoku/attach/kansenshoutaisaku.pdf
感染症対策ならAC plusのタブレットがおすすめ
AC plusでは、安定化二酸化塩素で作られたタブレットが販売されています。このタブレットをエアコンに取り付けるだけで、空気中の菌やウイルスを99.99%除去できます。
飲食店にはほとんど必ずエアコンが設置されているので、ほとんどの店舗で抗菌作用があるタブレットを利用できるでしょう。
また、抗菌・抗ウイルス効果だけでなく、除菌・消臭効果もあるので飲食店ならではの気になる臭いを抑えられるのもポイントです。例えば、生ごみ臭やタバコ臭、体臭などの臭いが分解できるので、お客様がより快適に食事を楽しめる空間を整えられます。
AC plusの空気除菌タブレットに興味がある人は、ぜひお気軽にご連絡ください。
まとめ
飲食店は新型コロナウイルスの感染が拡大するリスクがあると考えられているので、適切な感染対策が求められています。感染対策が十分だと判断できない場合は、Go To Eat事業への参加などもできないので飲食店はガイドラインをよく確認することが大切です。
また、感染対策は店舗側だけでなく、お客様にも協力してもらう必要があります。
今回紹介した内容を参考に、飲食店の方は店舗の状況にあった感染対策を検討してみてください。