感染症対策としてゴーグルは効果的?コロナ対策として活用できるかを解説

新型コロナウィルスの感染対策にゴーグルは効果的?

・公開日:2021.03.02最終更新日:2022.01.25

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新型コロナウイルスの影響でさまざまな感染対策グッズが販売されています。しかし、機能性だけでなく、おしゃれな製品も多いので選ぶのに困ってしまうこともあるでしょう。

今回は、感染対策グッズの1つであるゴーグル(保護メガネ)について解説します。ゴーグルを扱う場合の注意点や製品の選び方などを詳細に見ていきましょう。

この記事は、次のような人におすすめの内容です。

  • 新型コロナウイルスの感染対策が気になる人
  • ゴーグル(保護メガネ)は感染対策効果があるか知りたい人
  • 感染対策用のゴーグルの選び方をチェックしたい人

ゴーグル(保護メガネ)は感染対策に効果がある?

厚生労働省によると、新型コロナウイルスの感染経路は飛沫感染だけでなく、目などの粘膜の接触感染が約44%を占めていることが分かっています。

目などの粘膜から新型コロナウィルスに感染することを防止するためには手洗いも有効ですが、ゴーグル(保護メガネ)の装着も効果があります。

ただし、同じゴーグルを継続して利用する場合は、適切な方法で洗浄・消毒する必要があるので有効な感染対策とするには取扱いに注意が必要です。

引用:
https://www.mhlw.go.jp/content/000658585.pdf
https://www.mhlw.go.jp/content/000622132.pdf

ゴーグル(保護メガネ)の正しい洗浄・消毒方法を解説

ゴーグル(保護メガネ)は製品ごとに推奨される洗浄・消毒方法が異なるため、基本的にはメーカーに問い合わせる必要があります。

この章では、感染対策に有効なゴーグル(保護メガネ)の正しい洗浄・消毒方法が分からない人に向けて、厚生労働省で紹介されている「ゴーグル及びフェイスシールドの洗浄及び消毒方法」を紹介します。

具体的な手順は、以下の通りです。

  1. 手袋を装着する
  2. アルコール(※)などを浸透させたタオルなどでゴーグルの内側を拭く
  3. 内側が拭き終わったら、外側も拭く
  4. 吸水性タオルでゴーグルに付着した水分を拭き取る
  5. よく乾燥させてから再使用する

※アルコール以外にも、0.05%の次亜塩素酸でも同様の効果を得られます。ただし、次亜塩素酸を使ってゴーグル(保護メガネ)を消毒した場合は、装着前に水かアルコールで残留物をきちんと取り除かなければいけません。

ゴーグルの洗浄・消毒が終わったら、使用した手袋は密閉して捨てるようにしましょう。また、手指の消毒も忘れずに行うことで、有効な感染対策になります。

引用:
https://www.mhlw.go.jp/content/000622132.pdf

ゴーグルタイプの防護具を使用するメリット・デメリットは?

感染対策・予防用のゴーグル(保護めがね)は、粘膜全体を完全に密閉できるのがポイントです。正しく装着すれば目の粘膜が外気に触れることがないので、感染対策としては非常に有効と言えるでしょう。

一方、固定が強固なので、装着すると重さを感じる点がデメリットとして挙げられます。また、視野が狭くなり、曇りやすいので何か作業をする場合は気を付けなければいけません。

日常的な買い物程度であれば、マスクでも十分な感染対策になります。フェイスシールドやマウスシールドを併用する方法もあるので、あわせて検討してみてください。

感染対策・予防用ゴーグルの選び方とは?

新型コロナウィルスの感染対策・予防用としてゴーグル(保護メガネ)を装着したい場合は、使用用途に合った商品を選ぶことが大切です。なぜなら、使用用途によって必要な防護機能や適切な装着感などが変わってくるからです。

感染対策・予防用としてゴーグル(保護メガネ)の購入を検討している場合は、まず、「いつ装着するのか」を明確にしましょう。

引用:
https://www.safety.jrgoicp.org/ppe-3-usage-goggles.html

目の防護具の種類やポイントをまとめて紹介

目の感染対策として有効な製品は、ゴーグル(保護メガネ)だけではありません。

この章では、目に使用できる防護具をまとめて紹介するので、ゴーグル(保護メガネ)の購入を検討している人はぜひ比較してみてください。

目の感染対策ができる製品1:フェイスシールド付きのサージカルマスク

フェイスシールド付きのサージカルマスクは、目はもちろん、口や鼻も保護できるので比較的防護能力が高いとされています。

着脱がしやすい作りになっているので、マスクを頻繁に付けたり、外したりする場合に適した製品です。

ただし、透明なシールド部分が曇りやすい特徴があり、軽量化されていない製品だと重さを感じる点がデメリットとして挙げられます。

目の感染対策ができる製品2:フィルム交換保護めがね

フィルム交換保護めがねは、レンズ部分を簡単に交換できるタイプの製品です。他の感染対策製品よりも安価で通気性が良く、軽量化されているのがメリットとして挙げられます。

また、新型コロナウイルスが付着した場合にでもフィルムを交換しやすいのがポイントです。

ただし、フィルム交換保護めがねは他の感染対策製品と比べると、固定力が弱くなっています。顔を頻繁に動かす場合は、密着力があるゴーグル(保護メガネ)の方が適しているかもしれません。

目の感染対策ができる製品3:単品使用型のフェイスシールド

単品使用型のフェイスシールドは、病院などで使用されることが多い感染対策製品です。通気性が良く、(視力矯正用の)メガネをかけていても上から装着できるのがポイントとして挙げられます。

ただし、下部に空間があるので、十分な感染対策とは言えないでしょう。しっかりとした感染対策をするためには、マウスシールドやマスクなどの併用が必要になります。

目の感染対策ができる製品4:再生使用型の保護めがね

再生使用型の保護めがねは、通常のめがねのような装着感があり、通気性が良いメリットがあります。また、レンズが曇りにくいので、視界不良が起きづらいのもポイントです。

ただし、ゴーグル(保護メガネ)と比較すると固定力が弱く、下部や側面からのウイルスなどの侵入を防げない点がデメリットとして挙げられます。

目の感染対策ができる製品5:再生使用型のフェイスシールド

再生使用型のフェイスシールドは、通気性が良く、(視力矯正用の)メガネを付けていても目からの感染対策ができるのが特徴です。

ただし、医療用としてではなく、日常的に装着するのは少々オーバーな印象があります。

感染対策として飛沫防止・保護メガネを使用する場合の注意点

感染対策として飛沫防止・保護メガネを使用する場合の注意点

ゴーグルは新型コロナウィルスの感染対策として有効な手段ですが、いくつかの注意点があります。

気を付けるべきポイントを理解していないと、感染対策としてのゴーグル(保護メガネ)が十分な効果を発揮できないのでこの章できちんと押さえておきましょう。

引用:https://www.mhlw.go.jp/content/000622132.pdf

ゴーグルを継続使用するときの注意点1:装着をやめるたびに洗浄・消毒する

1度ゴーグルを装着したら、グラスに目に見える汚れがなくても洗浄・消毒を行いましょう。なぜなら、ゴーグル(保護メガネ)を使用して誰かと対面した時点で、メガネのレンズに新型コロナウィルスが付着している可能性があるからです。

人が多いところでメガネを着用すると、メガネが菌で汚染されています。

少し面倒に感じるかもしれませんが、徹底した感染対策・予防をするためにゴーグルは細目に洗浄・消毒してください。

ゴーグルを継続使用するときの注意点2:損傷したらすぐに捨てる

ゴーグルが損傷して視界が妨げられたり、きちんと固定できなくなったりした場合は、継続して使用せずに廃棄しましょう。損傷した状態で使い続けると、十分に感染対策ができない可能性があり、安全面においても注意が必要です。

使い捨て眼鏡(めがね)も販売されているので、あまりにすぐ損傷する場合は購入する製品を吟味するのも良いでしょう。

まとめ

いろいろな感染対策グッズがありますが、ゴーグル(保護メガネ)を装着すれば目の粘膜からのウィルス感染の予防に効果的です。中には、花粉やインフルエンザウィルスも防ぐ製品も販売されているので、検索してみましょう。

しかし、ゴーグル(保護メガネ)は固定力があってしっかり感染予防できるものの、視界が制限されたり、クリアに保てなかったりなどのデメリットがあります。

今回紹介した内容を踏まえて、感染対策グッズを使用するシーンを検討した上でゴーグル(保護メガネ)を購入すべきか検討してみてください。

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