安全性が高く、除菌・消臭効果が期待できる成分として、「安定化二酸化塩素」が注目されています。

安定化二酸化塩素は希釈したうえで手指消毒などに使われる成分ですが、ペットを飼っている家庭の場合、ペット用品の消毒もできるのか、またペット自体への影響なども気になりますよね。

この記事では、ウイルス予防における安定化二酸化塩素の効果と、ペット・ペット用品に安定化二酸化塩素を利用するメリットについて解説。

空間除菌ができるおすすめの商品も紹介しているので、室内でペットを飼っている方やペットショップを運営している方はぜひ参考にしてみてくださいね。

安定化二酸化塩素の基本情報と効果

気体（ガス）の二酸化塩素は長期保存が難しく、また発生させるうえで装置を必要とすることから、高い安全性・有効性を持ちながらも、これまで用途が限定されていました。

ところが近年、アメリカで二酸化塩素をアルカリ性水溶液に溶け込ませる方法が研究・開発され、二酸化塩素の放出を安定化することに成功。

これによって二酸化塩素の長期保存が可能となり、除菌や消臭といった分野での商品化が広がりました。

まずは、安定化二酸化塩素がどのような役割を持つのか、安全性・有効性の観点から詳しく見ていきましょう。

安定化二酸化塩素が注目されている理由

安定化二酸化塩素を希釈したものがウイルス対策の消毒液などに広く使われるようになった理由として、世界的に認定を受ける安全性の高さがあります。

安定化二酸化塩素の公的認定を行っている機関

安定化二酸化塩素の安全性と有効性はFDA(米国食品薬品局)・EPA(米国環境保護庁)・WHO(世界保健機関)をはじめ、以下の機関で公的に認められています。

安定化二酸化塩素は塩素ガスを発生させず、人体や環境へ悪影響を与える心配もありません。

またトリハロメタン（※）などの有害物質も生成されないことが立証済みです。

※トリハロメタンは、クロロホルムやブロモジクロロメタンといった発がんリスクをもつ有害な化合物のことです。

次亜塩素酸ナトリウムとの比較

安定化二酸化塩素とよく似た名前の物質として、「次亜塩素酸ナトリウム」があります。

こちらも塩素を含む物質ですが、安定化二酸化塩素とは内容が異なるため、その違いを理解しておきましょう。

次亜塩素酸ナトリウムは、塩素系漂白剤などの主成分となっている強アルカリ性の物質です。

0.05％（500ppm）程度まで希釈したうえで消毒液として使われることが多いです。

こちらも殺菌効果が見込めるものの、次亜塩素酸ナトリウムは水中に含まれる有機物と化合し、有害物質を副生成するというデメリットも。

そのため、安全性の面では安定化二酸化塩素を希釈したものの方が優れていると言えます。

安定化二酸化塩素によるウイルス予防の効果

安定化二酸化塩素は、酸化作用によって細胞膜を形成するタンパク質を破壊し、細胞の構造自体を変質させてしまうという性質を持っています。

細菌やウイルスは細胞を持つ生命体で、かつ外殻がカプシドと呼ばれるタンパク質で形成されているため、安定化二酸化塩素の作用で不活化させることができるのです。

また安定化二酸化塩素はウイルスの種類や変異にかかわらず効果が期待できるとして、急速に利用が広まりました。

安定化二酸化塩素はペットにも使える？

安定化二酸化塩素は、主に希釈したものが手指消毒や食品洗浄の添加物に利用されていますが、実はペット用の除菌・消臭スプレーなどにも含まれていることがあります。

続いて、安定化二酸化塩素を使ったペット用商品の概要と効果について詳しく見ていきましょう。

ペット・ペット用品に使える商品もある

安定化二酸化塩素を使ったペットおよびペット用品向けの商品として、犬猫用の除菌・消臭スプレーがあります。

ペットの体や口腔内にスプレーすることで、安定化二酸化塩素による除菌消毒が可能です。

なお、ペット利用が可能な商品は「ペット用」と明記されていることが多いので、商品を検索擦る際は記載のあるものを選ぶようにすると安心です。

ペット用と表示されていない場合、安定化二酸化塩素の濃度によっては皮膚などに影響が出るかもしれません。

安全性の高い成分とは言え塩素が含まれているため、推奨されている濃度よりも希釈倍率が低いものや、希釈せず原液を直接使用するといった使い方は避けましょう。

除菌だけでなくペットのニオイにも効果的

安定化二酸化塩素は、ウイルスの除菌・殺菌だけでなく、ペット特有のニオイや口臭・ふん尿臭などの消臭にも効果があるとされています。

室内飼いの場合は部屋にペットのニオイが付いてしまうこともあるので、安定化二酸化塩素を希釈した消臭スプレーで対策を行うと良いでしょう。

ペットを室内飼いしている家庭におすすめの空間除菌システム「AC plus」

室内でもごく一部の範囲でペットを飼っている場合は希釈した消臭スプレーなどで対策できますが、家中の消臭を行いたい場合、スプレーでは対策しきれない可能性も考えられます。

最後に、部屋全体の除菌・消臭におすすめのタブレット型空間除菌システム「AC plus」についてご紹介します。

スプレータイプ・据え置きタイプ商品との比較

これまで、安定化二酸化塩素を使った商品としては以下の2種類が主流でした。

スプレータイプの商品は、前述したようにペットの体や口腔内に希釈した安定化二酸化塩素を吹きかけて除菌・消臭を行うものです。

また据え置きタイプの商品は、ペットのいる室内に設置しておくことで、周囲に安定化二酸化塩素が放出されて空気中のウイルスを除去してくれます。

ただし、スプレーや据え置き型の商品は除菌・消臭を行える範囲が限定されてしまうため、広範囲で利用したい場合にコストがかかるというデメリットも。

一方AC plusは、エアコンに取り付けるだけで広範囲の除菌・消臭が行える最新の除菌システムです。

エアコンの送風によって安定化二酸化塩素が部屋全体に行き渡るため、手間をかけることなくペットの除菌・消臭を行うことが可能です。

AC plusのポイントと使い方

AC plusの特徴的なポイントは以下の通り。

• 安全で強力な除菌消臭力を持つ、自己消耗タイプのタブレット型安定化二酸化塩素
• 菌本体のアミノ酸を破壊しないため、トリハロメタンを生成しない
• 生存機能自体を破壊する殺菌なので長期にわたる使用でも効果が減少しない
• 濾過器等にできたレジオネラ菌等のバイオフィルム（生体膜）を破壊・殺菌

またAC plusは、化学物質の毒性を示すLD50（※）の値が2,650mg/kgとなっており、安全基準を大幅にクリアしています。

※LD50：マウスやモルモットへ物質を投与した場合、100匹のうち50匹が死亡する量のライン（1,500mg/kg以上なら安全）

AC plusはすべてウイルスを強力除菌！

AC plusは新型ウイルスやインフルエンザウイルスなど、様々なウイルスを除菌して感染から身を守ります。

またペット臭以外にも、以下のようなカビの除去・悪臭の分解を行ってくれます。

ペットショップ向けの業務用プランも

AC plusでは家庭用商品の他、ペットショップや飲食店・ジム・学校などで使える業務用商品「AC plus PRO」も展開。

特にペットショップは空間が広いだけでなく、多くの犬猫に対して除菌・消臭作業が必要となるため、まとめて対策できるAC plus PROが便利です。

新型ウイルスの登場によって衛生管理がますます厳しくなっている昨今、AC plus PROで徹底した空間除菌を行ってみてはいかがでしょうか。

家庭への取り付けはもちろん、会社や店舗への設置をお考えの方も、問い合わせページよりぜひ一度ご相談ください。

まとめ

• アルカリ性水溶液に溶け込ませることで二酸化塩素の長期保存を可能とした成分を「安定化二酸化塩素」という
• 安定化二酸化塩素は安全性が高く、ペットやペット用品に利用できるスプレーなども販売されている
• 室内飼いをしている場合は、部屋全体を満遍なく除菌・消臭できる「AC plus」の利用がおすすめ

AC plusは世界で初めて安定化二酸化塩素のタブレット化に成功した話題の商品です。

自身の除菌・消臭はもちろん、ペットや部屋そのものの除菌・消臭も可能なため、ウイルス対策の強化も兼ねて導入を検討してみてください。