人体への影響の有無や、正しい使用方法を確認
・公開日:2021.08.05最終更新日:2021.08.05
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安定化二酸化塩素は、ウイルスの除菌や空間の嫌な臭いの消臭などに効果があると言われています。安全な物質ではありますが、人が体内に取り入れることは想定されていません。
しかし、ネットで飲用の安定化二酸化塩素を使った健康法を見かけたことがある人もいるでしょう。
そこで本記事では、飲用の安定化二酸化塩素について詳しく解説します。安定化二酸化塩素のそのものの効果や安全性について確認したうえで、正しい使用方法を紹介していきます。
そもそも安定化二酸化塩素とはどういう物質?
「安定化二酸化塩素に良い効果がある」と知っていても、具体的にどのような物質か知らない人もいるでしょう。
この章ではまず、安定化二酸化塩素そのものの特徴や人体に対する安全性について解説します。
ウイルスの除菌・消毒や消臭に有効|感染対策に利用する人も
安定化二酸化塩素は、ウイルスの除菌や嫌な臭いの消臭に効果があるとされる化学物質です。そのため、安定化二酸化塩素が含まれたスプレーを部屋に噴射したり、ゲル状の置き型タイプの安定化二酸化塩素を臭いが気になる場所に置いたりして使用する人が多いです。
感染症の原因となるウイルスの活性を抑える効果が注目されているのもポイントです。
安定化二酸化塩素における安全性
安定化二酸化塩素は、強力な消臭・除菌効果がある二酸化塩素を物質的に安定させた化学物質です。そのため、二酸化塩素や日本で良く使用される次亜塩素酸などと比較すると、安全性は高いと言えます。
安定化二酸化塩素に使用される二酸化塩素は紫外線などの刺激で、人体に有害な影響を与える塩素ガスが発生しやすいです。そのため、二酸化塩素の消臭・除菌効果に注目が集まっていたものの、なかなか一般家庭用の商品を作り出せなかった背景があります。
しかし、アメリカで研究が進み、二酸化塩素をアルカリ性の水溶液に溶かすことで安定させることに成功しました。こうして誕生した化学物質が安定化二酸化塩素です。
研究では、子どもやペット、高齢者がいる場所で安定化二酸化塩素を使用しても健康上の問題はないとされています。
飲用の商品は危険
前述の通り、安定化二酸化塩素は机やいすの消毒につかったり、希釈して臭いが気になる箇所に吹きかけたりして使用する化学物質です。正しい使用方法であれば、人体に悪影響が出ることはありません。
安定化二酸化塩素を飲用する健康方法を謳う記事が出ていますが、日本で認められた正しい使用方法ではないため注意が必要です。
安定化二酸化塩素の原液を薄めて使用する方法もあるようですが、これも日本で安全性が認められている使い方ではないことを覚えておきましょう。
「MMS」と「安定化二酸化塩素」はまったくの別物
MMS(Miracle Mineral Supplement、Miracle Mineral Solution)とは、がんやHIVなどの病気に効果があるとしてネット上で話題になっています。
安定化二酸化塩素とMMSだと勘違いして購入する人もいるようですが、両者はまったく違う物質です。
前述の通り、安定化二酸化塩素は二酸化塩素ガスをアルカリ性の水溶液に溶かしてできた化学物質です。
一方、MMSは亜塩素酸ナトリウムが含まれる経口液体となっています。
なお、MMSは口腔内などで酸性のものと混ざると二酸化塩素が発生します。体内に二酸化塩素が取り込まれると、脱水や嘔吐、下痢などの症状が発生する恐れがあるため十分注意しなければいけません。
商品タイプ別|正しい使用方法を解説
安定化二酸化塩素は飲用せずに、正しく使用することで消臭・除菌効果が期待できます。
この章では、日本で実際に販売されている安定化二酸化塩素の商品タイプ別に使い方を簡単に解説します。
実際に購入する場合は、公式サイトや利用者のレビューなども参考にしてください。
タブレットタイプなら空間除菌に利用できる
タブレットタイプの安定化二酸化塩素は、エアコンの吸気口に取り付けるだけで部屋全体の消臭・除菌効果が期待できます。一般的な日本の住宅であればエアコンが取り付けられていることが多いため、すぐに安定化二酸化塩素の有効性を実感できるでしょう。
安定化二酸化塩素をタブレット化した商品としては、AC plusがおすすめです。利用者のレビューも良く、誰でも簡単に使える商品なのでこの機会に導入を検討してみましょう。
スプレータイプの場合の使用方法
スプレータイプの安定化二酸化塩素は、臭いやウイルスが気になる箇所に直接噴射して利用します。他の安定化二酸化塩素よりも即効性が高く、いろいろな場所に手軽に持っていけるのがスプレータイプのポイントです。
ただし、商品に記載された使用上の注意によく目を通す必要があります。特に、酸性の物質と混ざると二酸化塩素ガスが発生する恐れがあるため、使用時は周りのものに気を付けることが大切です。
置き型タイプの商品の使い方
置き型タイプは、小瓶にゲル状の安定化二酸化塩素が入れられていることが多いです。トイレや台所など、気になる場所に置くだけで使用できます。必要なスペースがわずかなので、比較的どこでも安全に使えるのがポイントです。
置き型タイプの安定化二酸化塩素のデメリットは、他タイプと比べて効果が見られる範囲が狭いことです。部屋全体の消臭・除菌効果を狙う場合や普段は消臭・除菌しない場所で一時的に使用したい場合は、他タイプの安定化二酸化塩素と組み合わせて使用するようにしましょう。
まとめ:飲用の安定化二酸化塩素に注意|正しく使用すれば強力な殺菌・消臭効果が期待できる
安定化二酸化塩素は、ウイルスの消毒効果や空間の消臭効果が期待できる物質です。飲用する健康法がネットのレビューで話題になっていますが、日本で安全性が認められている使用方法ではないため注意してください。
飲用の商品ではなく、原液を希釈したり、液体をそのままスプレーできたりする安定化二酸化塩素を選ぶことが大切です。
AC plusならエアコンにタブレットをセットするだけで、簡単に利用できます。空気中のウイルスやペットの臭いなどで悩んでいる方は、ぜひお気軽にご相談ください。