空間除菌に最適!安定化二酸化塩素の有効性や効果とは

ウイルス対策におすすめの安定化二酸化塩素とは?効果と安全性

・公開日:2021.02.08最終更新日:2021.03.29

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日本では「次亜塩素酸ナトリウム」などの塩素剤を使用した除菌・消臭商品が主流ですが、海外では「安定化二酸化塩素」という成分の利用が広がっています。

安定化二酸化塩素とは世界的に安全性が認められた成分で、新型コロナウイルスやインフルエンザの予防にも効果が期待されています。

ここでは、安定化二酸化塩素が持つ除菌・消臭効果と、次亜塩素酸ナトリウムと比較した場合のメリットなどを解説。

安定化二酸化塩素を使ったおすすめ商品も紹介しているので、家庭や会社・店舗の感染対策でお悩みの方はぜひチェックしてみてください。

感染予防に有効?安定化二酸化塩素とは

次亜塩素酸ナトリウムに代わる除菌・消臭成分として話題の「安定化二酸化塩素」とは、どのような成分なのでしょうか。

まずは、安定化二酸化塩素の効果と安全性について詳しく見ていきましょう。

安定化二酸化塩素による除菌・消臭効果とは

安定化二酸化塩素とは、二酸化塩素をアルカリ性水溶液に溶け込ませて安定化させたもののことです。

もともと二酸化塩素は気体(ガス)のため、貯蔵が困難であったり、発生させる装置が必要であったりと、使用するうえで不便な点が多い成分でした。

ところが、近年アメリカで二酸化塩素をアルカリ性水溶液に溶かす方法が研究開発され、汎用品としての商品化が急速に進んだのです。

この安定化二酸化塩素には、酸化作用によって細胞膜を形成するタンパク質を攻撃し、細胞の構造自体を変質させてしまうという性質があります。

感染症のもととなる細菌やウイルスは外殻がタンパク質で形成されているため、酸化作用を起こすことで構造を破壊し、殺菌できるという仕組みです。

世界で認められる高い安全性

安定化二酸化塩素は人体への害がない無味・無臭・無色の安全な成分です。

トリハロメタンなどの有害物質を生成しないことも立証されており、安全性の高い成分として世界的に注目されています。

※トリハロメタンとはクロロホルムやブロモジクロロメタンといった発がんリスクをもつ有害な化合物のこと

実際に、安定化二酸化塩素はFDA(米国食品薬品局)・EPA(米国環境保護庁)・WHO(世界保健機関)をはじめ、以下の公的機関で安全性・有効性が承認されています。

公的認定を受けた機関 設定内容
日本厚生労働省 飲料水の殺菌・プール・公衆浴場の水殺菌/小麦粉の漂白・一般殺菌等/カット野菜やフルーツの前処理洗浄除菌の食品添加物としての使用
日本経済産業省 消防法及び劇薬物取締法指定除外
国連食品添加物専門委員会(JECFA) 人体接取許容基準(ADI)AIクラス認証/医薬品・医薬部外品・食品添加物・医療品
米国食品医薬品局(FDA) 食品添加物・医薬品機器消毒・医療用機器消毒許可・動物用医薬品・動物用医薬部外品
米国環境保護局(EPA) 飲料水・工業廃水処理・環境浄用化
米国農務省(USDA) 食品・食肉消毒
米国食品安全検査局(FSIS) 食品・食肉消毒
米国食中毒予防計画(HACCP) 食中毒の発生する危険度の高い食肉の消毒

次亜塩素酸ナトリウムとはどう違う?

日本で販売されている除菌・消臭関連の商品には、次亜塩素酸ナトリウムをはじめとする塩素剤が多く利用されています。

続いて、次亜塩素酸ナトリウムとはどのような成分なのか、また安定化二酸化塩素とはどんな違いがあるのかについて詳しく見ていきましょう。

安定化二酸化塩素と次亜塩素酸ナトリウムの比較

次亜塩素酸ナトリウムとは、塩素系漂白剤などの主成分となっている強アルカリ性の物質のことです。

こちらも強力な殺菌効果が期待できる成分で、原液を0.05%(500ppm)程度まで希釈したものが消毒液などに使われています。

次亜塩素酸ナトリウムと安定化二酸化塩素の違いは以下の通りです。

次亜塩素酸ナトリウム 安定化二酸化塩素
有効性 ほとんどのウイルス・カビ・真菌類 全てのウイルス・カビ・真菌類・藻類
毒性 アルカリ配合製品は組織を強く腐食する/トリハロメタンなどの有害物質を生成する ほとんどない/高濃度の状態で長時間接触すると皮膚や呼吸器官が刺激を受けるケースがある
腐食性 アルミニウム・鉄に対して腐食性がある/ステンレスに青みを生じる可能性がある ほとんどない
生分解性 塩素系副生成物に対して低い 反応性薬品・副生成物に対して高い

安定化二酸化塩素は次亜塩素酸ナトリウムとは異なり、有害物質を副生成する心配がありません。

また除菌・消臭効果を期待できる範囲も次亜塩素酸ナトリウムより広いため、より安全性・有効性の高い成分として安定化二酸化塩素の利用が広がっています。

安定化二酸化塩素の使い方とは

安定化二酸化塩素はすでに希釈された商品を購入する他、原液の状態で購入することも可能です。

原液の場合は次亜塩素酸ナトリウムと同様に希釈作業が必要ですが、用途に合わせて量を調整したり希釈倍率を変えたりすることができるため、コストを抑えたい方におすすめ。

安定化二酸化塩素の用途別の濃度目安は以下の通りです。

濃度 使用場所
5ppm お風呂・車・その他家庭内の除菌、観賞魚ウイルス予防
10ppm カビ除去、おしぼり除菌、脱臭、加湿器、手指消毒
50ppm 犬小屋・飼育室の除菌、脱臭
100ppm 通常脱臭、清掃
590ppm 強力除菌、トイレの脱臭、清掃
1,000ppm 強力脱臭
(ごみ処理場など業務利用)

安定化二酸化塩素のメリットとは

安定化二酸化塩素のメリットとは、低い濃度でも強力な殺菌効果が得られるという点にあります。

以下は、2.5分間で殺菌するにあたって必要とされる最小濃度の比較分析表です。

殺菌剤の成分
大腸菌
黄色ブドウ球菌
MRSA
枯草菌
黒麹カビ
グルタルアルデヒド
100,000ppm 100,000ppm 100,000ppm 100,000ppm 100,000ppm
無水エタノール 500,000ppm 500,000ppm 500,000ppm 500,000ppm 500,000ppm
塩化ベンザルコニウム 100ppm 10ppm 100ppm 1,000ppm 10,000ppm
ポビドンヨード 10ppm 100ppm 100ppm 1,000ppm 1,000ppm
次亜塩素酸ナトリウム 10ppm 10ppm 10ppm 1,000ppm 1,000ppm
安定化二酸化塩素 1ppm 1ppm 1ppm 100ppm 10ppm

次亜塩素酸ナトリウムなど他の殺菌剤成分と比較して、安定化二酸化塩素の殺菌力が非常に高いことが分かります。

安定化二酸化塩素を使ったオススメ商品

原液の希釈作業が面倒という場合は、すでに希釈された製品を購入するのも1つの方法です。

最後に、安定化二酸化塩素が使われている商品の種類と、空間除菌におすすめの「AC plus」について紹介していきます。

消毒スプレー・抗菌剤の特徴とは

安定化二酸化塩素が使われている主な製品として、以下の2種類があります。

種類 性質 特徴
スプレー
タイプ
液体 即効性がある
据え置き
タイプ
ゲル・シート 持続性がある

スプレータイプのものは衣類やカバンの除菌、また手指消毒などに活用されることが多いです。

一方据え置きタイプのものは、車内やトイレなど、特定の空間を除菌・消臭する際に有効です。

ただし、スプレータイプや据え置きタイプの場合、効果の出る範囲がある程度限られてしまうというデメリットもあります。

空間除菌にはタブレットタイプの安定化二酸化塩素「AC plus」が有効

より広範囲の除菌・消臭を行いたい場合は、タブレットタイプの安定化二酸化塩素「AC plus」がおすすめです。

AC plusとはエアコンの吹出口・吸込口に取り付けて使う製品のことで、エアコンの送風で自動的に安定化二酸化塩素を散布できる仕組みとなっています。

スプレーやゲルなどでは除菌しきれない範囲まで対策できるため、赤ちゃんのいる家庭や室内でペットを飼っている家庭などにおすすめ。

またタブレット化することで、液状の安定化二酸化塩素よりも長期間の利用が可能となっている点もポイントです。(

家庭用と業務用の2種類のプランを提供しているので、自宅や店舗の感染対策を強化したいとお考えの方はぜひ一度お問い合わせください。

まとめ

  • 安定化二酸化塩素とは二酸化塩素を液化したもので、高い除菌・消臭効果が期待できる
  • 従来の次亜塩素酸ナトリウムとは異なり、有害物質を副生成しない安全な成分であることが証明されている
  • より広範囲でウイルス対策を行いたい場合は、空間除菌ができる「AC plus」がおすすめ

新型コロナウイルスやインフルエンザにも効果が期待できると注目の安定化二酸化塩素。

そんな安定化二酸化塩素を使ったAC plusで自宅での感染対策を強化し、ウイルスが流行する冬の季節を乗り越えていきましょう。

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